罪悪感は京都に置き忘れて
沖縄に行ってきた。4泊5日で、主にゆいレールの通っているあたりに居た。 書くのが大変なので写真を載せることにする。
まとめ
沖縄は大変よい。
1日目(ほぼ移動日)
京都からバスに乗って関空へ。関空から Jetstar の沖縄行きに乗る。京都から沖縄まではおよそ5時間ほどの移動となる。那覇空港に到着したら、とりあえず宿泊先のゲストハウスへ。
ろくに準備せずに来たので、ゲストハウスで観光スポットなどを調べ、国際通りで夕飯を食べるなどした。
既に沖縄感たっぷりだ
2日目(那覇周辺の観光)
首里城・玉陵・識名園・壺屋やちむん通りの順でフラフラしてた。 やたら歩いていて、ほんのすこし前まではヘルスケアの歩数カウントがゼロ行進を続けていたんだけど、突然5万歩という数字が出現した。
適当に撮ってたらえらくジオラマ風の写りになった
沖縄っぽい風景
首里城の近くの池(?)に居た
玉陵、聖なる武器とか祀られてそうな感じがあった
識名園の風景
沖縄の猫、全く警戒心がない
首里城の近くで食べたソーキそば
やちむん通りには焼き物屋が並ぶ
3日目(渡嘉敷島)
この前日、唐突に島に行きたくなり、計画を練る。水着もコンタクトレンズも何も持ってないけど、まあ大丈夫だろう、と渡嘉敷島に行くことにした。
朝からフェリーに乗って渡嘉敷島へ。島に着くなり、周囲の観光客は軟弱だからかバスでビーチに向かったりしていたけど、僕はレンタサイクルを利用して走った。ママチャリでないチャリに乗ったのは久しぶりで、かつ車のあまり通らない山道を走るのは非常に気持ちが良い。やはり現代社会を生き抜くためには、強靭な肉体が不可欠な気がしてきている。
阿波連ビーチに着いて、適当に砂の上を歩いていたりしたんだけど、急に脱ぎたくなって仕方なく脱いだ。シーズン終わりで人が少ないとはいえ、公衆の面前で突然脱ぐと怪しい人間でしかないので、仕方なくシュノーケルセットをレンタルした。シュノーケルセットを装備すると上裸でも不審者っぽさを打ち消すことが出来るほか、副作用としてビーチで泳ぐことも出来る。浜辺に居たら猛烈に泳ぎたくなったわけではない。
長い直線の田舎道って北海道っぽくない?
途中の展望台からの眺め
ビーチ
砂
とにかく海が綺麗で、とにかく人が少ない
とにかく人が少なくて、とにかく最高な感じ
とにかく最高
岩場に集まる魚
クモヒトデっぽい
猫です
夕飯のステーキです
4日目(だらだら)
遊んでばかりしてるし、まあそろそろ勉強してやっても良いかなって気分になったので、ノマド向けスペースみたいなところで本読んだりしてた。あと国際通りでちょっと買い物した。
平均的な国際通りの風景
平均的ではない国際通りの風景
なんかレトロな雑貨屋さんとかがあってよい
もう2億円ほしい感じ http://mars.kmc.gr.jp/~prime/ku500myla/
5日目
感想
写真に残したりはしていないけどソーキそば、ステーキ以外にもラフテーやチャンプルー、あぐーのカツ等、沖縄の名物らしいものはだいたい食べている。ちょっと前まで流動食ばかり食べていたし、その反動もあって何を食べるかについてはこだわってた。
4泊5日もすれば結構使いそうなものだけど、旅費類は飛行機代 + 空港までのバス代 + 宿泊料で2万円ちょいぐらいになった。なかなかリーズナブルに抑えられた気がする。何も考えずに来たけど、オーソドックスに沖縄を楽しむ目的ならば必要なものはレンタルショップ等でほとんど揃ってしまって感動した。
沖縄、都市部を少し離れると中々のんびりした雰囲気が広がっていて、景色も相まって良い。
ことの顛末
本文
マジで医学はすごいので困ったら病院に行こう。
追記
ここ暫くの間、睡眠時間(および時間帯)が不安定*1になっていて、集中力の低下、そもそもやる気がでない、日中の強い眠気といったステータス異常にかかっていた。偶然別件で喉の調子が悪くなった時に診察を受けたところ、口蓋扁桃とアデノイドの肥大を指摘され、どうやらこれが睡眠に悪影響を与えていたようなので切除してきた。
ステータス異常の原因はおそらく、閉塞性の睡眠時無呼吸症候群と思われる。(「と思われる」に留めているのは、自分は簡易検査のみしか受けていないものの、その時点でこの病気の傾向が強く、扁桃腺の手術が決まったからだ。実際に「あなたは睡眠時無呼吸症候群ですね」と言われた訳ではない。非常に高い可能性がある、ぐらいのニュアンスが正しい)
この病気の主な症状として、大きないびき、先に挙げたようなステータス異常がある。同居者が居ない・自覚症状が弱いといったケースで発見が遅れることが多いらしい。自分の場合、度々いびきの大きさについて指摘を受けていたが、同時に体重が増加傾向にもあったため、「いびきの原因は太ったからだ」と考えていた。集中力の低下や日中の眠気については、「自分が怠けているだけ」という風に考えていた。要は勘違いである*2。
手術が決まったのは7月だったのだけど、1週間ほど確実に空けられる日程が見つからなかったりして、実際に行われるのは9月末となった。これがまずくて、8月後半の辺りからは特に生活サイクルが不安定になり本当に辛かった。「どうして何もやる気がでないんだろう」と一人で泣いたりしていた。
というわけで、9月29日に入院し、口蓋扁桃とアデノイドを切除した。全身麻酔がかかるため手術そのものはあっけなく終わった。余談だけど、絶対に摘出した部分を見たい、と事前に強く先生に頼んでいた。取ったものを自分の目で見ることで、「自分は快方に向かおうとしているんだ」と感じられると思ったからだ。診察時点から「あなたの扁桃腺は非常に大きくなっています」と言われていたが、実際に見てみるとその通りだった。
手術後はひたすら痛い思いをした。非常に大きな口内炎が喉に出来たとイメージしてもらえれば分かりやすいと思うが、とにかく喉に物が通ると痛い。手術直後は黒い血の混じった痰が出るのと痛みで満足に寝られない。あと38度ぐらいの熱がずっと出ている。手術後3日目までは点滴で、その後流動食が出始める。が、まず食べられたものではなく、痛み止め*3があっても小さなヨーグルトのカップを食べるだけで汗と涙が出る。毎日、痛み止めが切れるタイミングか、痰が詰まってせきをするときの痛みで起きる。普通の人なら4日目ぐらいから痛みのピークが過ぎて普通の食事を取れるらしいんだけど、僕の場合は、結局退院の日(手術後7日目)までお粥しか食べられなかったし、声を出すと痛かった*4。最悪なことに口内炎が舌、舌の付け根、頬に出来て痛みに拍車をかけていた。出血が喉を通るので常に便は赤黒かった*5。
その後、退院したはいいものの相変わらず喉が痛いので何を食べれば良いのか分からず、とりあえずお粥とゼリーパックを買い込んだりした。尚、これを書いている現在は普通食が食べられる状態である*6。痛みもほとんどなくなり、明日には発声しても痛くはならなさそうだ。
それにしても喉にぽっかりとスペースが空いていて違和感がある。本来はそれが正常なのだろうけど、肥大していた期間が長かったのでそちらに慣れてしまっている。あごを引けば呼吸はできないものだと思っていたんだけど、実はそうじゃなかったんだな。術前は、「突然眠りそうになるも自分のいびきで起きる」という現象があったんだけど、今思えば明らかにおかしい。
今回の教訓は、「さっさと病院に行け」これに尽きている。何かおかしいと思ったらしかるべき所に行くべきだ。人間の治癒能力はすごいけど、全ての病気が放置していて治るものではない。少なくとも、ストレスが溜まっていたことについては、「いいやこれは病気ではなく自分の怠慢なのだ」という考えは早めに捨てるべきだった。切ってもまだ改善しなければいよいよまずいのではないか、という不安があって、それについてはまだ答えは出ていないものの、原因を切り分けるという意義はある。
何あともあれ、健康に一歩近づいたということで今は嬉しい気持ちである。